孤立ブロック(オーファンブロック)

孤立ブロック(オーファンブロック)

孤立ブロック(オーファンブロック)とは?

孤立ブロック(オーファンブロック)とは?

孤立ブロック(オーファンブロック)とは、ブロックチェーンが成長する過程で、メインの鎖(メインチェーン)に組み込まれなかったブロックのことです。このようなブロックは、親となるブロックが見つからなかったり、同時に2つのブロックが生成された場合に発生します。

ブロックチェーンの仕組み

ブロックチェーンの仕組み

ビットコインのブロックチェーンでは、新しいブロックがマイニング(採掘)され、既存のブロックに繋がれていきます。これが連なって、一つの鎖(チェーン)のようになります。しかし、時には以下のような理由で孤立ブロックができてしまいます。

  1. 同時に2つのブロックが生成された場合
  2. 親となる前のブロックが見つからない場合

同時にブロックが生成された場合

同時にブロックが生成された場合

例えば、2人のマイナー(ブロックを作る人)が同時にブロックを作ってしまうことがあります。この場合、どちらか一方のブロックがメインチェーンに残り、もう一方のブロックは孤立ブロックとなります。このとき、そのブロックに含まれていた取引データは、一時的に「トランザクションプール」という場所に戻されます。そこから再び新しいブロックに取り出され、メインチェーンに繋がるようになります。

親ブロックが見つからない場合

親ブロックが見つからない場合

マイナーは新しいブロックを見つけると、それを既存のブロックに繋げようとします。しかし、時には親となる前のブロックが見つからないことがあります。例えば、ノード(ネットワークに接続するコンピュータ)が新しいブロックを親ブロックよりも先に見つけてしまうと、孤立ブロックが生じます。この場合、そのブロックは「オーファンブロックプール」という場所に一時的に保管され、親ブロックが見つかると再びチェーンに繋がります。

実際の影響

実際の影響

孤立ブロックが発生しても、取引が無効になるわけではなく、最終的にはメインチェーンに取り込まれます。しかし、過去にはイーサリアムのアップデートの際、ノードのソフトウェアが最新にアップデートされていなかったために孤立ブロックが生じ、暗号資産交換業者での出庫が一時停止されることがありました。

この問題はすぐに解決され、価格変動も大きくなかったため、大きな影響はありませんでしたが、もし価格が大きく動いていた場合、投資家に影響が及ぶ可能性もありました。

孤立ブロック(オーファンブロック)についてのまとめ

孤立ブロック(オーファンブロック)についてのまとめ

孤立ブロックは、ブロックチェーンが成長する過程で一時的にメインチェーンから外れてしまったブロックのことです。同時に2つのブロックが生成されたり、親ブロックが見つからなかった場合に発生しますが、最終的にはメインチェーンに統合されるため、大きな問題にはなりません。しかし、適切なアップデートが行われないと、一時的に取引に影響を及ぼすこともあります。

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