米雇用データがビットコイン価格上昇の追い風に
21sharesのリサーチアナリスト、リーナ・エルディーブ氏は、最新の米国雇用統計がビットコイン(BTC)価格に与える影響について分析しました。
同氏は、FRBが労働市場の強さを反映して利下げを行う可能性が高まり、これがビットコイン価格を押し上げる要因になると指摘しています。
利下げにより借り入れコストが低下することで、ビットコイン市場を活性化させる可能性があると述べています。
FRBの利下げとビットコイン価格の関係
FRBの金利引き下げって何?
FRB(米連邦準備制度理事会)が金利を引き下げるとは、お金を借りるコストが安くなることを意味します。
たとえば、銀行が企業や個人にお金を貸す際に、金利が低くなれば借りやすくなり、投資が増える可能性があります。
ビットコインのような仮想通貨も、リスク資産の1つとされており、金利が下がることで、投資家がより多くビットコインを購入しやすくなるのです。
ビットコインがどうして上がるの?
金利が下がると、投資家は預金や国債などの安全な投資よりも、ビットコインなどのリスクが高い投資にお金を回しやすくなります。
これは、利回り(利益)を求める動きが強くなるからです。
銀行にお金を預けても金利が低くあまり増えないと感じたら、リスクがあってもビットコインなどに投資してみようという人が増える、というわけです。
雇用データとビットコインの関係
ビットコイン価格に影響を与えるのは、FRBの金利だけではありません。
アメリカの雇用統計、つまりどれだけの人が仕事を得ているかも大きく関わります。
雇用が好調なら、FRBは金利を引き下げるかどうかを慎重に判断します。
もし、雇用が安定していれば金利を引き下げる可能性が高まり、その結果、ビットコインの価格が上がるチャンスが出てくるのです。
FRBが年末までにさらに金利を引き下げる可能性があり、もしそれが実現すれば、ビットコイン価格はさらに上昇するかもしれません。
仮想通貨投資を始めたばかりの人は、ビットコインの動きが大きいことを理解した上で、少しずつ投資するのがおすすめです。
特に、FRBの金利や経済ニュースに注目しながら、価格がどう変動するかを見守るのが重要です。
12 11月 2024
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